依頼者:女性 40代 看護師(岡山県在住)
相手方:夫 40代 会社員
子供:3名
婚姻期間:15年~20年
キーワード DV 交渉 協議離婚
事案と結果の概要
依頼者は、長期にわたる夫からのDVに耐えかね、子どもらを連れて別居することを決意した。しかし、依頼者が夫から逃げると、怒り狂った夫が依頼者の親族等のところに押し掛ける等して、依頼者を追いかけてくる危険があった。 相手方との交渉の窓口を弁護士にして、出来ることなら早期に離婚を成立させたいということで受任。 電話や面談での交渉を繰り返し、受任後1か月で協議離婚が成立し、その後1か月で養育費等に関する公正証書を作成。 また、婚姻関係の清算に伴い発生する費用の分担や、荷物の引取りについても細かく取り決めをし、引越しに際してはトラブルのないように代理人が立ち会った。コメント
最初に受任通知を送って電話で交渉をしたときには、相手方は相当怒っており、協議離婚の成立は困難かとも思われました。しかし、直接会いに行って話し合いを重ねることで、態度が徐々に軟化していき、早期の協議離婚成立となりました。 また、直接交渉の協議離婚であるがゆえに、離婚調停や離婚訴訟では取り扱わないような、細々とした費用の清算や引越しの手伝いといった、きめ細やかな点についても処理をすることができました。The following two tabs change content below.
弁護士 柴田収
弁護士法人テミス法律事務所代表弁護士。「感情的なことも含めて真の満足・納得を得てもらうことは、依頼者にとって経済的な利益よりも大切なときもあり、そこまで追求していきたい」と考え、多数の離婚問題の解決実績を持つ。近年は、特にモラハラ・DVを原因とした離婚事案を中心に取り扱っている。依頼者が自分らしく新たな日々を生きるために最適な解決策を常に考え、日々精進を重ねている。2023年10月、監修を担当した紅龍堂書店編著『毒親絶縁の手引き』出版。
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