男性 20代 会社員 (岡山県在住)
妻 20代 パート
子供:2名
婚姻期間:5年未満
キーワード モラルハラスメント 女性によるDV 訴訟
事案と結果の概要
依頼者は妻から精神的DV(モラルハラスメント)を受けて来た男性。妻からの言葉の暴力に言い返せなくなり、手を出してしまったことがきっかけで別居。別居後も妻と交流を続けていたが、あるとき妻の機嫌を損ねたことがきっかけで妻から離婚と莫大な慰謝料を請求される。
依頼者が妻に手を出してしまったことは間違いなかった一方で、妻からのメールやLINEにより、妻は依頼者に全く畏怖していないこと、それどころか妻の方が依頼者に威圧的に接していることが立証され、妻からの慰謝料請求を棄却する形で裁判離婚が成立した。
コメント
依頼者は当事務所に相談に来る前に別の弁護士に相談したところ、男が手を出したのだから勝ち目はないと説明されたそうです。DVの本質は暴力そのものではなく、暴力を使ってパートナーを支配しようとするという点にあります。
双方の力関係を明らかにすることによって、裁判官に当事者の婚姻生活の実態を伝え、不当な慰謝料請求を排斥することが出来ました。
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弁護士 柴田収
弁護士法人テミス法律事務所代表弁護士。「感情的なことも含めて真の満足・納得を得てもらうことは、依頼者にとって経済的な利益よりも大切なときもあり、そこまで追求していきたい」と考え、多数の離婚問題の解決実績を持つ。近年は、特にモラハラ・DVを原因とした離婚事案を中心に取り扱っている。依頼者が自分らしく新たな日々を生きるために最適な解決策を常に考え、日々精進を重ねている。
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