ストーカー加害者の特徴
ストーカーはDV・モラルハラスメントの一形態といえます。したがいまして、ストーカー加害者の特徴とDV・モラルハラスメント加害者の特徴はほぼ一致します。
具体的には
1.以前の交際相手を見下すように話す
2.パートナーや立場が低い人を見下す
3.パートナーが望まないようなことをパートナーのためだと主張して行い、押し付けがましく恩を着せる
4.パートナーを束縛、コントロールする
5.どんなことでも他人のせいにする
6.性行為を強要してくる
7.怒ったときにパートナーを威嚇する
8.自分のやっていることとパートナーに求めることがダブルスタンダードである
9.他人がいるところではパートナーと接する態度が違う
10.知り合ってすぐに深い関係になろうとする
といった特徴があります。
もっとも、これらが一つ当てはまったら即ストーカー加害者の気質の持ち主ということにはなりませんし、逆に一つでも当てはまらなければストーカー加害者の気質が絶対にないということにもなりません。
デートDV型ストーカー加害者の特徴
DV・モラルハラスメントは、パートナーを支配するために行われます。もっとも、知り合った直後にいきなり暴力的な本性を見せては、相手はすぐに逃げてしまいます。加害者は、結婚・妊娠・出産といった大きな節目を終えて被害者が逃げにくくなってから、少しずつ本性を出してきます(早いタイプなら、肉体関係を持ったあたりで本性を出してきます)。
逆に、結婚・妊娠・出産といった大きな節目を終えて被害者が逃げにくくなる前の段階で暴力的な本性を出してしまうデートDV型のストーカー加害者は、やや狡猾さが足りないともいえるでしょう。デートDV型のストーカー加害者は、既婚者で不貞相手にDV・モラルハラスメントをしているというケースを除くと、未成年であったりあまり社会的地位が高くなかったりするケースが多いです。
