女性 30代 会社員(岡山県在住)
相手方 男性 40代 会社員
子供:-名
婚姻期間:1年以上5年未満
キーワード 婚姻費用 解決金
事案と結果の概要
依頼者は婚姻後に相手方からモラハラを受け,離婚を要求されるようになった。依頼者としては,相手方との関係修復は困難であると思ったものの,モラハラ被害を受けたうえに一方的な離婚要求をされることに納得がいかず,当事務所に依頼。 そこで,別居後に相手方に婚姻費用分担調停を申し立て,離婚をすれば婚姻費用の支払い義務はなくなるが,離婚をしなければ相手方に婚姻費用の負担がかかり続けるという状況を作出。そのうえで,相手方から一定の解決金の支払いを受けることを条件に調停離婚を成立させた。コメント
証拠の少ないモラハラ案件は,真正面から慰謝料を獲得することは困難です。そんな場合でも,婚姻費用の分担請求をうまく使うことで,実質的な慰謝料の回収をすることが可能です。The following two tabs change content below.
弁護士 柴田収
弁護士法人テミス法律事務所代表弁護士。「感情的なことも含めて真の満足・納得を得てもらうことは、依頼者にとって経済的な利益よりも大切なときもあり、そこまで追求していきたい」と考え、多数の離婚問題の解決実績を持つ。近年は、特にモラハラ・DVを原因とした離婚事案を中心に取り扱っている。依頼者が自分らしく新たな日々を生きるために最適な解決策を常に考え、日々精進を重ねている。2023年10月、監修を担当した紅龍堂書店編著『毒親絶縁の手引き』出版。
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